GWの後半辺りからでしょうか。
娘が、喋る時に語尾を繰り返すことが増えました。
「あのさー、さー、さー。」「あのね、ね、ね…」
など、話し始めに発する言葉のみ、語尾を繰り返しました。通常の単語ではそういったことは見られず。
吃音か?と思い調べてみたけど、吃音は一般的に「語頭音」に見られ、語頭音の繰り返し→引き伸ばし→ブロックと症状が進むようです。
「稀に語尾に出てくることもある」と書かれた文献もあるはありましたが、職場の言語聴覚士さんに聞いても「語尾の吃音は聞いたことないですね。」とのこと。
吃音には遺伝的要素もあると言われており、私は兄が吃音だったので、そうなのかなとも思い。
何だろうと思いつつ、しかし原因は私にあるのかなと薄々考えていました。
その頃のブログにも書いていたように、その時期は娘と過ごす時間が増え娘に対してマイナスに捉えてしまうことが多く、それが娘への態度にも現れていたのだと思います。小言が多い、言い方がきつくなる、すぐにイライラする…。
娘もそんな私の感情を読み取って萎縮し、「ああ言えばこう言われる」ように感じて身構え、そのため話し始めの言葉に詰まるようになったのではないかと。確かに、その頃の私に話しかける娘は、いささか緊張しているようにも見えました。
その後、GWが終わり私は仕事、娘は預かり保育へと生活が徐々に元に戻ったことで私の気分も落ち着き、そして育児に対する考え方やら娘と接する時の言動やらを改めて考え直しました。
私が一度娘に与えてしまった悪影響を取り消すことはできないので、そこからまた良い方向に持っていけるよう、いわば信頼を回復してもらえるよう努めるしかありません。
基本に立ち返りました。
共感する。「今はこういう気持ちなんだな」と、何かを言い返す前に娘の気持ちを慮る。
ゆっくり、優しいトーンで話す。
それが効を奏したのかどうかは分かりませんが、今ではほぼ普通の話し方に戻っています。
(ちなみに吃音には様々な原因があり、すぐさま「子供のストレスが…」とか「親の態度が…」と言ってしまうのは、無用な傷を生むだけです。)
今回の話は、親である私が、自分が原因で娘に吃音の「ような」症状を出してしまったのではないかと考え、自分の育児を考え直した話でした。
今回の事に関して考えたことはたくさんありますが、うまく言葉にできないし、安っぽい反省の弁になるのも嫌なので、特に書きません。
お読みくださり、ありがとうございます。
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