昨日、散歩がてら昼食を買いに、娘と近くのコンビニへ歩いていく道中のこと。
娘がふと
「Aちゃん(幼稚園の一学年上の女の子)が、私が一緒に遊ぼうって言っても、ダメっていうの。私、ひとりぼっちだったの。」
と。
聞いてみると、Aちゃんは、他の子が一緒に遊ぶのはOKなのに、娘はいつもダメなんだそうな。
「なんで私だけダメなのかなぁ。」
と呟く娘。
娘に非があるのかもしれないし、詳細は分からないけど、遊びの輪に入れてもらえず、一人ポツンとなった娘の姿を想像し、娘の気持ちを思うと私もとても辛くなりました。
来年から年少。数年後には小学校。
ぼちぼち、人間関係の荒波にさらされる時期です。
私も小学校、中学校時代は、あからさまないじめには合わなかったけれども、小さないたずら、からかいの対象になったことはあります。人間関係で、あまり良い思い出はありません。
娘も、これから人間関係で悩むことはあるでしょう。
そんな時、親として娘に一番伝えたいのは、「皆と仲良く」ではなく、「一人でも大丈夫。」ということ。
学校という狭い世界での人間関係。
子供の頃は、その世界が全てと言っていいくらいです。
集団での活動もあるし、自分が周りとうまく関われないのは非常につらい。
しかし、学校を卒業して社会に出てみると、人間関係のなんと自由なことか。
今の私は小学校、中学校の同級生とは誰一人として交流がないけれど、何も困りません。
高校、大学で得た数少ない気の合う友人と、家族に囲まれて、職場の人とは過不足ない関係を築けていて、幸せに暮らしています。
小学校、中学校であれだけ人間関係で苦しい思いをしたのは、一体何だったんだ、と拍子抜け。
まあそこで辛い思いをしたことは、自分を見つめ直すきっかけになったり、何かしらの意味はあったのかもしれません。
よくよく考えれば、人間には個性があり千差万別。しかし学校は一クラス30人程度。
そんな狭い世界で、気の合う人がいなくても、何らおかしいことではない。
むしろ、その中で「グループ化」する子供の世界。
なんて酷なのかしら。
思うことは、
「たかが学校での狭い人間関係に、そこまで悩むことはなかったんだ。大人になれば自由だ。広い世界が待っている。」
ということ。
でもこの自由も、子供の頃に学ぶべき事を学んで、生きる力を身に付け、ある程度自分で自分の人生をコントロールできるようになったからだと思っています。
大人になって自由を得るためにも、娘にはしっかり学んで、生きる力を身に付けてほしい。
何か嫌なことをされたら、「自分に非はないか」と、我が身を振り返ることは大切です。
それでも理不尽な仕打ちを受けたら、
「そんなくそばか野郎放っておけ。」
の心意気。
…とは言っても、学校は子供にとっての「日常」だし、そこでの人間関係を「放っておけ」で全て済ませられるわけではないでしょう。
ごちゃごちゃ書いてしまいましたが、今回考えたことは、
娘がこれから人間関係で悩んだ時、親として伝えたいことは、
「学校はとても狭い世界。そこでの人間関係が全てではない。大人になれば自由で、もっと広い世界が待っている。」
ということ。
しかし一方で、日常を生き抜くためにも、何かしらの対応はしなければいけないなぁ…。
ということです。
今回のことは、担任の先生にもちらっと娘の様子を聞きつつ、少し様子を見てみようと思います。
明日からまた、幼稚園が始まります。
娘の事が心配…でも、親はどっしり構えていなければ。
だがしかーし、私も明日が仕事始めだった…。
がーん。
どっしりするどころか、さらにざわつく私の心でした…。
お読みくださり、ありがとうございます。
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