市内の私立小学校の説明会に行って来ました。
去年も行ったのですが、まあ今年も行っとくか…と思いまして。
お受験=ネイビーのスーツ、と思っていたのでその格好で行ったら、ほとんどの保護者はラフな私服で来ていて驚きました(笑)たぶん、幼稚園からの内部進学のお母さん達も混ざっていたのだと思います。(去年がどうだったかあまり覚えてない…)
普通の説明会だったのですが、先生のお話の中で印象に残ったのが、「なぜ勉強するのか」に対する子供達の問いに対して、
「自分の個性を伸ばして、それを他人の幸せのために最大限生かせるようにするため。」
と話しているということでした。
キリスト教の学校なので、「他者のため」という考えが強いのだと思います。
私は今まで、「なぜ勉強するのか→自分の将来の選択肢を広げるため。自由を得るため。」と考えていたのですが、それは自分のためであって、「他者のため」の視点が抜けていました。素敵な考えだなと思いました。
学校の授業は、発表形式や児童同士での「教え合い」など工夫されているようで、魅力的でした。
特に、子供同士で「教え合う」っていいですね。
動画でその様子が流されたのですが、みんなグループ内であーだこーだと活発に言葉が交わされていて、楽しそうでした。
現在年中の娘は、「紫色のランドセルを背負って、(学区内の)小学校に行く!」と宣言しているので、実際にお受験するかどうかは分かりません。
環境って大事だよなと思うので、学力や進学のことを考えれば、単純に私立の方が良いのだと思います。でも、学校生活の目的は、それだけではないはず。
私自身がずっと田舎の公立で育ち、小中学校は楽しくなかったものの、良くも悪くも多様性のある環境で育った経験が、社会人になって生きているのかも…と思うことはあります。
大学一年の時、教養物理の先生に「お前は育ちが悪そうだな。庶民的って意味だ。それは良いことだ。」と言われました。「育ちが悪い」ってけっこう衝撃的だったのですが、嬉しい言葉でした。
確かに、有名進学校の出身者が多い医学科にはあまり馴染めず、友達も少なかったです。(ただ単に性格の問題だったかもしれないけど笑)
数少ない友達も、思い返してみればほとんど地方県立高出身者だわ…。(今気づきました)
いやでも、どうかな。開業医の娘でずっと公立だった大学の同級生は、いろいろずれていることが多くて、一緒に行った高齢者施設の実習では、ヒヤヒヤすることが多かったです。
公立or私立って、そんなに関係ないのかな。
私立を考えるにあたって、お金以上に考えているのはそっちです。
「良い環境を!」一直線で行ってしまってよいのか。小学校から私立って、どこかズレた子にならないのか。公立の多様性も必要じゃないか。でもそれって、そこまで気にする必要があるものなのか?とも。
ということで、こちらを読み始めました。
お読みくださり、ありがとうございます。
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