へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

なんだかんだで、おかん。

現在73歳の母。そしてアラフォーの私。

母娘の関係性はそこまで悪くないと思っています。


先日のこと。

医局の秘書さんから、「先生、アップライトピアノをもらってくれませんか?」と相談がありました。

秘書さんが長らくお世話になっていたピアノの先生のもので、高齢のため誰かに譲りたいと。

でも、今では製造されていない大変貴重なピアノのため、売るのではなく知っている人にもらってほしいとのこと。しかし秘書さん宅にはすでにアップライトピアノがあるため、長女がピアノを習っていることを知っている秘書さんは、我が家にどうかなと聞いてくれたわけです。ちなみに秘書さんは、我が家に電子ピアノがあることも知っていてのお願いです。

大変ありがたいお話ではありますが、長女のピアノへのモチベーション(レッスンに行くのは好きだが、自宅練習はほぼしない。言われて数回やるのみ)を考えると、完全に豚や真珠、猫に小判、いやそれどころではない勿体なさ。

それにピアノの先生というくらいだから、そのピアノにはきっとものすごい思い入れがあって、我が家のこんな状況でお預かりしたら、きっと悲しまれ、祟られそう…(先生はご存命なので失礼な話ですが、わりとこういうのは真剣に考えるタイプ)とも思う。


単純に考えれば断るべき話なのですが、秘書さんの切実な態度(先生どうかお願いしますと頭を下げられた)を見ると、今後の秘書さんとの関係もあるし、これは人助けと思ってお受けした方がよいのか…!?とも思ってしまい、大変迷いました。

夫に相談しても、「普通に考えれば断る話だけど、僕は秘書さんのこともよく知らないし、任せるよ。」な態度。

ちなみに長女は、「欲しい!」と言うかと思いきや、「ちょっと気になるかな…」な程度。今の電子ピアノは長女自身が選んだものなので、そちらに対する思い入れがあるのだと思います。


悩み悩み、母にラインで相談。

即返事が来て、

「ありがたい話だけど、長女ちゃんの練習具合をお話して、丁重にお断りしたら。荷が重すぎるわよ。断ったほうがあなたもずーっと気が楽よ。」

と。

母のその返事を見た途端、

「だよね!」

と、腑に落ちた私。

母にラインする瞬間まであれだけ悩んでいたのに、その返事を貰ってからは全く悩まず、むしろその事はあっさり頭から離れ。

翌日夫に「ピアノどうするの?」と聞かれたとき、一瞬何のことだか分からないくらいでした。
(秘書さんに会うのは数日後なのでまだお伝えしていませんが、お断りするつもりです。)


自分自身も母であるアラフォーのおばさんが、こんなに親の言う事を頼りにしているなんて…と我ながら恥ずかしくもあるのですが。

何だかんだで悩んだ時に相談するのは母、そして姉な気がします。

この二人の言う事なら、わりと素直に聞ける私です。

母とはぶつかる時もありますが、やはり「母の言う事なら大丈夫」という信頼感、安心感があるのかなと(細かい部分でおいおいと思う時はあるけれど)。

こういう母に対する自分の感覚を省みるとき、「私は我が子達に対してこうなれるだろうか」とも考えます。

はたしてどうなんでしょう。

なれるといいんですけどね。





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