ブラックコーヒーの美味しさに目覚めつつある、今日この頃。
もともとコーヒーを飲む習慣はなかったのですが、次女の産後ダイエットの時からブラックコーヒーを飲み始め、そこから毎朝飲むようになりました。
「ああ、コーヒー、美味しいなぁ…」と特に感じるようになったのは、つい最近。
家であれやこれやとわやわやした後に、ほっと一息で飲むコーヒーと言ったら。
ギュッと凝り固まった世界が、ホワッとほぐれる感覚。ただのインスタントコーヒーだけど、とても美味しく感じます。
コーヒーを味わう時、よく母の事を思いまふ。
現在70歳過ぎの母も、コーヒーが好きで昔からよく飲んでいました。
朝家事を終えたあと、台所で新聞を読みながら。
居間で庭を眺めながら。
ホッとした顔でコーヒーを飲む母の姿を思い出します。
(現在の実家居間にはロッキングチェアがあって、母はそこに座ってコーヒーを飲みながら庭を眺めるのが好きだそう。)
母に対しては、娘としていろいろな想いがあります。
自分をここまで育ててくれた感謝は勿論の大前提ですが、私自身が人として成長するにつれて、肯定的な感情だけでなく、否定的な感情を持つことも増えてきました。
でも、母に対する諸々の見方をグルっと一周して現在。
まだイラッとすることもあります。
相容れないなと感じるところもあります。
でも、まだ40手前ではあるけれど、人として、女性として、妻として、母として、生きる事の難しさ、理不尽さを少ーしは経験したからか?
最近、「お母さんも、こんな気持ちだったのかなぁ。」と思うことが増えました。
母親って…いやたぶん父親も、親って報われないなぁ…と、時々思います。(そもそも報いを求めるものでもないのだろうけど、なんというか理不尽な役割だなと思うことはよくある。)
社会人になって、ビールの美味しさを理解して、父の苦労を理解して。
妻になり母になり、コーヒーの美味しさを理解して、母の苦労を理解して。
私もそんな歳(どんな歳?)になってきたってことでしょうか。
お読みくださり、ありがとうございます。
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