娘が赤ちゃんの頃から、「童話館ぶっくくらぶ」の絵本の定期講読を続けています。
毎月3000円程度かかるけど、近所の本屋さんにはなさそうな、そして自分では選ばないような絵本が届く点が魅力です。
けっこうしぶーい絵柄の本も多いので、最初は娘が興味を示さないものもあります。でも不思議と、時間がたってから、何かの拍子に娘が自分で選ぶようになり、全く手付かずの本は今までなかった気がします。
今月は、こちらが届きました。
「うさぎとかめ」
知らない人はいないであろう、イソップ童話です。
今までも、出版社や訳者の違うものを、何冊か読んだことはありました。
でも、今回の「うさぎとかめ」は、今まで読んだものとは一味違いました。
なんというか、言葉使いに味がある。磁味。
例えば、うさぎとかめの競争がスタートした場面。
「たちまちうさぎは、脱兎のごとく、目にもとまらず、すっとんでいった。」
うさぎが余裕こいて、一休みしている場面。
「かめののろさを、高見の見物。」
亀が勝利しての一言。
「ゆっくりでも、のろくても、うまず たゆまず、いっぽいっぽと 歩むものが、栄えある花輪を 手にするものだ。」
脱兎のごとく。
高見の見物。
うまずたゆまず。
幼児向けの絵本では、あまり目にしない言葉。
娘は当然意味は分からないけど、日本語の音として耳にするだけでも、良い刺激になりそうです。
大人でも、「だっとのごとく」「うまずたゆまず」って音のリズムは面白く感じます。
同じ話でも、訳者によって随分と味わいが変わるのだなぁと思いました。
娘は4月から年中に進級しました。
本来は保護者会があって、そこでクラスの役員を決めるのですが、コロナのためにそれも中止。
どうやって役員を決めるのかというと…投票だそうです。
クラスの中で、適任と思われる人の名前を書いて、月曜日に提出。
誰が適任かなんて…そんなお母さん達の人柄なんて知らんがな(笑)
皆さんどうやって判断するんだろう。
恐ろしや、、、。
お読みくださり、ありがとうございます。
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