ある休日の午前中、娘と二人で双六をして遊んでいました。「たのしい幼稚園」か何かに付いていた、すみっこぐらしの双六です。
今までも何回かやっていたけど、それまではたまたま娘が勝っていました。
でもその日は、私が勝ちそう。
私の駒がゴール直前まで来た時、事件は起きた…。
娘が駒をぐしゃーっとして、「もう一回やろう！」と。
かっちーん。
娘よ…。
それは、絶対にやったらいかんやつ。(ダメ、絶対。)
娘も、悪いことだと分かっていたのでしょう。
私の本気で腹を立てて強ばった顔を見て、わっと泣き出しました。
「◯ちゃん、それはね、絶対に、ダメ。」
そう言い置いて、私はしばし離席。
娘は泣きじゃくり…。
落ち着いた頃合いを見て、まあ何と言おうか迷いつつ。
「◯ちゃんだって、お友達と遊んでいる時に、同じ事をされたら嫌でしょ？ゲームなんだから、勝つ時もあれば、負ける時もある。人生、勝つことばかりじゃないよ。負ける時だってあるんだよ。勝ったって負けたって、それはそれだよ。」
4歳児に人生を語っていいものか迷いましたが(しかも、それはそれってなんだ…笑)、娘の負けず嫌いなところは、長所でもあり短所でもあると前から気になっていたので、「人生勝つばかりじゃないんだよぉぉ！」ということを伝えたくて、絞ったら出てきた言葉です(笑)4歳児相手に、本気で怒る34歳…。いやでもズルはいかんよ。
こういうことがあると、つい「幼稚園では大丈夫だろうか…」と心配になってしまいます。これをやっていたら、本当に嫌なやつよ汗
先日、幼稚園の参観日があって、その時にお友達のお母さん数人から、「うちの子、◯ちゃんに教えてもらった～って言いながら、いろいろ出来るようになっているんですよ。」と言われました。
ただ単に4月生まれなので発達が早めなだけだけど、ずっとそういう位置付けで来たことが、良くも悪くも作用しているのだろうか。
でもこの前、娘が苦手なうんていで遊んでいる時に、9月生まれのお友達から「◯ちゃん、それしかできないの～？」と言われていました(^-^;
うんうん。勝ちも負けもいろいろ経験して、葦のようにしなやかなプライドを、築いてもらえたら良いと思います。(私もそうありたい)
お読みくださり、ありがとうございます。
にほんブログ村
