へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

病院のトイレをめぐる小話

大学病院というのは、職員に優しくないと思う。(他の大学病院はそうではないかもしれないが。)

講座にくれるお金は少ないし、医療スタッフをなかなか増やしてくれないし(人件費を充当してくれない)、そのくせやれ赤字だもっと稼げと言ってくる。
そんなことを言うのなら、訳の分からない寄付講座をやたらめったら作ったり、無駄の多い建物を作るのをやめればよいのに!と思ってしまう。

冷遇を最も身近に感じるのが、トイレ。

私の職場のトイレは、冬でも便座が冷たい。

患者さんも利用する病院棟のトイレは、もちろん便座は温かである。
でも、職員しか利用しない医局棟のトイレは、いつでも冷たい。

座るとヒヤッとする。けっこう切ない。

おそらく節電のためと思われる。
(冷房ガンガンの真夏なんて、医局棟の廊下の電気は消されて真っ暗だった。)

あのヒヤッ~は地味に辛いので、私もいつも外来が終わると、診察室近くの病院内のトイレで用を済ませて医局に戻ることにしている。
できるだけ、あそこには座りたくない…。座るときはけっこう緊張する。


もう一つ。

職場のトイレのトイレットペーパーホルダーは、二連になっている。

お昼過ぎ、外来がようやく落ち着いてお腹ペコペコ、早く昼食にありつきたい!
何かPHSで呼ばれる前に、早く食べねば!
おっとその前にトイレ…。

おや、二連のトイレットペーパーホルダーの片方が、空芯のまま放置されている。

使い切った人、換えなかったんだ…。

…。
替えるのめんどくさいな。早くご飯食べたいな。もう片方は残ってるし、大丈夫でしょ…。

でも、私はそんな考えを振り払い、せっせとトイレットペーパーを補充する。

「一日一善。何か良いことありますよーに。」

と考えながら。

職員だから当然と言えば当然だし、見返りを求めている時点で、高尚でもなんでもないのだけど…。


以上、職場のトイレをめぐる、どうてもいい小話でした。


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