へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

上司の退官まであと二年。今後の身の振り方を考える。

今の職場に来て、まるまる4年が経ちました。

ここに来る前は、卒後に入局した医局を離れて保健所で公衆衛生の仕事をしていました。
でもやはり臨床に戻りたいと思い、前の医局の上司に相談したところ、その上司が今の職場の教授と懇意にしており、そのツテで入職することができました。

当時、科には医者が教授と私しかおらず、こんな私でもいないよりマシ…ということで、いろんな人に支えてもらい、ここまでやってこられました。


そんな教授も、あと二年で退官です。

今後の自分の身の振り方を、考えずにはいられません。

当初、大学に長くいるつもりはありませんでした。
教授に拾って頂いたご恩があるので、教授がいる間は大学で頑張るとして、その後はどこか一般病院に移れれば~と考えていました。

私の中での大学のイメージは、研究が好きだったり、上を目指す人が残る場所であり、私のような底辺の医者が長くいられるような場所ではないと思っていたのです。

しかし、基本はそうだと思うのですが、しばらくいると、必ずしもそうではない部分も見えてきました。

以前、一般病院の麻酔科でバリバリ働いている友人に「大学に残るのは、大学にとってお荷物になるような医者だけ。」と言われたことがあります。

なかなか辛辣な言葉ですが、確かに一理あり。

私のように子育て中で勤務に制限のある医者は、言ってしまえば「お荷物」です。

でも、大学にはその荷物を抱え込める余力がある。というか、大学は教育機関であり、人材活用に関しても先進的模範的な立場が求められます。
なので、お荷物医師でも活用できてますよ…と示すのも、大学の役割の一つなのかなと。(だから雇えとか、上から目線なわけではなく。迷惑をかけていることは重々承知しています。)

一般病院は経営がかかっているので、やはり当直でも何でもできる医師の方が、言ってしまえば効率が良くありがたいのだと思います。

そんなことを考えて、自分はむしろ大学にいた方が良いのでは…と最近思うようになりました。


また、私の科は大学では病棟を持っておらず、外来のみです。なので、急変対応や当直がなく、ほぼ時間通りの勤務ができます。

一方、県内の一般病院を見ると、科として病棟を持っている所がほとんど。一般病院に移るとなったら、病棟管理(入院患者さんを受け持つこと)が必須となります。

病棟管理は医師として最も基本的な仕事だし、やはりやりがいがあるものの、入院患者さんの状態によって時間外や休日の対応を迫られることもあり。
小さい子供がいる身で、今からそこに飛び込めるかというと、尻込みしてしまいます。

そんな事情もあり、自分にはむしろ、大学に残るしか道がないような気がしてきた今日この頃。もう少しここで頑張るかという気持ちに、傾きつつあります。


別に、今の専門医しか持っていない状態でも、割りきってしまえば大学に居続けることはできます。でも、大学は教育研究機関であり、研究して論文を書いて…というのが基本姿勢。
やはり、何だかんだでやることをやっていた方が居心地は良く、気持ちも落ち着くもの。

まずはしっかり学位を取って、指導医(診療科ごとに専門医の次は指導医の資格があります)の資格も取って、論文も書いて…。

手始めに、今まで学会発表したまま放置していた症例報告の英語論文化を目指すか…と思い、教授に「今さら論文化しても遅いですかね…」と相談したところ、「そんなことないよ!ぜひ書いて!」と、なんだか嬉しそうでした。

次いで、「あと、僕がいなくなるまでに、指導医の資格も取って欲しいな。」と笑顔。(ちなみに科には現在医師が三人、指導医は教授のみ。准教授の先生が今後取得予定。指導医がいないと、研修施設の認定がなくなるのです。)

たぶん教授、私がやっとやる気になってくれたと感じて、嬉しかったのかもしれません。(今までごめんなさい…。)


そんな感じで、お荷物なりに役割を果たせるよう、ちょっと頑張ってみようかなと思い始めました。(でもまたすぐへたれるかも知れません。)


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Z会の添削問題、提出してみました!

国語は「自分の好きなもの」について書く問題と、読解問題。算数は、数の問題。

添削問題まで手が回るかな~と心配だったのですが、今回は無事にクリア。これからも、続けられるといいな。


そして昨夜、ついに娘の乳歯が抜けました!
記念すべき?一本目です(^-^)




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