帰りの車で聴いていたラジオで、とある観光名所のニュースが流れました。
そこは外国人観光客も近年増えてきた所で、近くで店舗を営む女性の声が紹介されました。
「外国人観光客の接客をすることも増えたので……」
これに続く言葉。
「英会話の勉強をしようと思います。」と、私は頭の中で何の気なしに考えました。
でも、読み上げられた文章は、「自動翻訳機の導入を考えています。」でした。
ああ、今はそういう時代なのか。
自分で外国語を勉強しなくても、コミュニケーションできる時代になったのか。
そのコメントの主が、翻訳機の導入とは別に、自分でも英会話を勉強するつもりなのかもしれないし、そうではないかもしれない。それは分かりません。
でも、
異国語を勉強すれば、その人は一つ賢くなる。
でも機械に任せると、その人の進歩はなくなる。
便利になった世の中。
人間が自ら頭を動かして活動する機会は、どんどん減りそうです。
手仕事も然り。
パソコン、洗濯機、食洗機…。
一昔前は、全て手を動かして行っていたものが、今はどんどん機械化されていく。
数百年前の人に比べて、手の動きを司る脳の部分は退行していそうだな…なんて考えたり。
機械に何でも任せて、人間は、これからどんどん馬鹿になりそう。脳ミソ小さくなりそう。
機械はどんどん賢くなり。
人間は馬鹿になる。
そんなことをふと考えて、よし!手を動かそう!と、勉強のために読んでいた学会誌の内容をノートに手書きでまとめてみたら、えらく疲れました(笑)
手書きの体力が落ちています。
今週に入って、どうにもやる気が著しく減退しておりました。
半身浴したい、読書したい、勉強したい、ブログ読みたい書きたい……今まで何かしらやりたいと思うことはあったのに、何もやりたい気持ちが起こらず。
ただただ気持ちがだるい。
原因はいくつかありそうだけど、一つは仕事のこともあろうかと。
勉強会の準備で、英語論文を読まなければいけないけど、なかなか思うように進まない。
夏の地方学会で発表するように言われているけど、まだ演題が決まらない。
研究もそろそろ~と言われているけど、そんなのできるのかと不安が大きい。
そして、普段の業務は理不尽なことばかり。
モヤモヤすることばかりなのです。
それで気分が全体的に沈んでいました。
でも、まあ仕方がない、やることやるか!と、えいやー!とゴリゴリごり押しで論文を一つ読み通したら、少し気分が浮上してきました。
やることを少し進められて、ホッとした感じです。
やはり、逃げずにやることを真っ当にやるのが一番良さそうです。
と言いつつも、夏の学会と研究はなんとか逃げ切れないものか…と考えてしまう、往生際の悪い私です。
お読みくださり、ありがとうございます。