私の中で、幼児期の教育方針の柱は「遊び」と「本の読み聞かせ」です。
読み聞かせ…こんなに重視しておきながら、たまに頭をよぎること。
私、そんなに本読んでなかったよなぁ、、、。
子供時代、私はそれほど本を読まない子でした。
3人兄弟の末っ子で、母はたいそう忙しかったので、寝る前の読み聞かせなんて当然なし。私が寝る時は、傍らで母は洗濯物を畳んでいました。
どちらかというと、マンガ好き。
マンガの立ち読みをしたいがために、「図書館に行ってくる。」と嘘をついて本屋さんでマンガの立ち読みをしていました。
好きなマンガならいくらでも言えます。
セーラームーン、レイアース、ドラゴンボール、スラムダンク、マサルさん、ハーメルンのバイオリン弾き、ふしぎ遊戯……最近なら高台家の人々、アシガール、暗殺教室、信長協奏曲(まさかこの歳になっても自分が漫画を読んでいるとは思いもしませんでした💦)
かと言って、読書が嫌いなわけではなかったので、読みたいものがあれば読んでいました。
十五少年漂流記、海底二万マイルは好きで繰り返し読みました。赤川次郎、江戸川乱歩なんかも。
あとは、日本の古典にはまり(もともと歴史が好きだったので)、平家物語、源氏物語、南総里見八剣伝、落窪物語など、いくつかの訳を読んでみたり、マンガ版も読んでみたり。
父が読書家で、歴史関係の本をよく読んでいました。「座椅子に座って読書をしていて、そのうちコクリコクリと舟を漕ぎだす」のが私の中の父のイメージ。
小難しい本を読む姿に憧れて、私も「夜と霧」とかよく分からないくせに読んでいた記憶があります(笑)
姉もマンガオタクだったので、マンガの方が圧倒的に存在感のあった我が家。それでも、国語や小論文はむしろ得点源だったので、読み聞かせ=勉強の成績とは必ずしもならず、向き不向きもあるんだろうなと思います。(そりゃそうか。)
ただ、「もっと読書をしておけばよかった。」と後悔するのは、「語彙力」と「教養」の点です。
語彙力のある人の会話や文章は、やはりかっこいい。冗長にならず、さらっとしていて絞まりがあります。表現も豊かです。(今この文章を書いていても、もっと適切な語彙があるだろうに、それが浮かんでこないもどかしさを感じています。)
また、恥ずかしながら私はいわゆる「名作」(ドストエフスキーやらシェイクスピアやら、太宰やら)をほとんど読んでこなかったので、その作品に言及されても貧しい反応しかできません。
そんな後悔も後押ししてか、今現在の方が読書習慣は身に付いている気がします。
とりあえず、気になった本があれば買っておく。
毎日少しでも読書。
何かの待ち時間も、スマホを見るより本を読んでいる姿の方があら素敵。
ハードルの高い「名作」にも触れてみようと、こんな本も購入しました。
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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齊藤先生が選んだ名作の一部が掲載されています。これでひとまず噛ってみます。
娘に読書を勧めるだけでなく、私自身も34の手習いのつもりで、読書経験を積み重ねていこうと思います。
お読みくださり、ありがとうございます。