火曜日に、長女がコロナウイルスのワクチンを接種した。
翌日体調不良で学校を欠席する場合を想定し、隣県の母に来てもらった。
孫に会えるのをとても楽しみにしてきた母。
一方、私は母に会えるのをそれなりに楽しみにしつつも、また何かやかましく言われるんじゃないかとか、また疲れるんだろうなと思い、朝から心穏やかではなかった。
そしてやってきた母。
案の定、「お世話になってるご近所さんに配ろうかなと思って」と、駅で適当に買ってきたような地元菓子。
「次女ちゃんがお風呂に入ってるとこ見ていい〜?」と、いきなり親子3人での入浴を覗きに来る。
小さな事なのだけど、やはりイラッイラッとくる。
母の気持ちもわかるし、気遣いはありがたいのだけど。
助けに来てもらっている立場なのだけど。
我が家の暮らしに、ズカズカと入ってこないでほしい。
もう少し距離を持って、遠慮してくれてもいいんじゃないか。
そう思ってしまう。
翌日、長女は腕の痛みを軽く訴えるのみで、元気に登校していった。
「お夕飯は親子丼がいい。」という長女に、母が帰る前に親子丼を作って行ってくれた。
「彩りがいいかなと思って」と言って見せられた親子丼には、ブロッコリーと人参が入っていた。
嫌な予感がした。
やはり、長女は「野菜の味しかしない…」と、どうしても食べられなかった。(母は既に地元に帰っていて目の前にはいない)
母が作ってくれた親子丼。
長女が食べてくれなかったのは、娘としてやはり悲しい。
でも、長女の言っていることも分かる。
自分のこの感情をどうしたらよいか、よく分からなくなった。
「ばあばが作ってくれたんだから、ありがたく食べなさい。」
長女にそう言いつつも、母の支援を素直に喜べていないのは、他でもない私である。
私も数年間、レベルは低いものの主婦業をやってきて、かつ「この家族」での主婦業をやってきて、経験値を積んできている。
「こうしたらよい」というやり方が、できてきている。
それが、母のやり方とは徐々に離れてきている。
おこがましいことだけれど、母の「アラ」が目につくようになっている。
でも、そのやり方で、母は私を育ててくれた。
でも、私には私の、心地よいやり方がある。
助けてもらっている立場なのに、傲慢な考え。
なんだかんだ言いつつも、母は私にとって大切な母である。
娘を手伝えるのを、孫に会えるのを、とても楽しみにしている。
どういう関わり方が良いのか。
自分の感情をどう処理したら良いのか。
考え込んでしまって、何も手につかなかった本日の朝時間。
お読みくださり、ありがとうございます。
にほんブログ村