こちらの本を読み始めました。
表紙のうさぎさんが、コミカルで可愛い。まだ読み始めたばかり…というか、「はじめに」を昨日読んだだけです笑(おい!)
でも、その「はじめに」の内容だけでも、自分にとってはインパクト大でした。
インプット、アウトプットというと、私の中では「インプット→アウトプット」の順だったのですが。
齋藤先生は、
「膨大なインプットの中からアウトプットすべきものを選ぶのではなく、アウトプットを前提として、そのために必要なインプットをする。」
「アウトプット優先主義」
を提唱しています。
ほぉ~。
アウトプットありきのインプット。
なかなか目から鱗でした。
齋藤先生は東大の大学院生時代、研究者になろうと意気込んでインプットに明け暮れた時期があったそうです。
結局その二年間ほどは論文を全くかけず、これではいかんと方向転換して、アウトプット優先に切り替えたところ、一年間で6本も論文をかけたんだそうな。
うーん、なんだかこの感覚は分かる気もします。
私も仕事に関して、自分の知識不足を補おうと、とにかく教科書やら学会誌やらを読む…なんてことをしてみることがあったのですが、イマイチ身に付いている感じがしないんですよね。
一方、自分が診ている患者さんの診療に関わる事だったり、発表なんかの準備のために調べた知識というのは、しっかり頭の中に残っています。
診療や発表という、アウトプットを伴うインプットだったからでしょうか。
そういうことなのかな。
ちょうど今、過去に学会発表した症例をペーパーにしようと進めているところなのですが、結局これも、「症例報告の書き方」の教科書を読んだり、頭の中で構想を練って文献検索したり…のところでグズグズとして、なかなか進んでいませんでした。
でもこの本を読んで、「とにかくアウトプットしてみよう。それから必要な資料を検索しよう。」と思い立ち、昨日1時間ほどかけてダー!!っと文章を書いてみました。
スライドの内容を文章にしただけなので、ここからどんどん内容を練り直して、必要な文献を検索してと、インプットをしていかなければならないのですが、一歩進んだ気がします。(気がするだけかもしれないけど。)
「インプットしなきゃ…(勉強しなきゃ…)」と思っていると、なんだか漠然としていて雲を掴むような、焦燥感を感じますが、「アウトプットありき」の姿勢でいると、「何かタネはないかな」と、仕事にも責めの姿勢で望めて楽しそうです。
私の場合、一番身近なアウトプットの場は普段の診療であり、そこでの学びを一番大切に…という、一番の基本、原点に立ち返ることになるのかなと。
それに加えて、研究活動なんかにも、このアウトプットの考え方は生かせそうです。
「はじめに」を読んだだけでだいぶ満足してますが、本編もちゃんと読もうと思います(^-^;
仕事に関して、先日夫とふと話したことを思い出しました。
私達は二人とも、もうすぐ36歳になります。
30代後半というと、生物学的な人間としては、もうけっこう「後半に差し掛かっている」感があります。
しかし、仕事人としてはまだ12年目。(私は学部が6年、夫は院卒なので。)
定年まであと30年くらい。まだまだ「これから」です。
なんだか不思議な感じです。
生物学的な「ヒト」と、社会的な「ヒト」とに、すごくズレがあるなぁ…と。
だからどうって訳でもないのですが。
「36歳かぁ…人生後半だな。」
と、少し下り坂な気分になることもあるのですが、社会的な「ヒト」(公私ともに)として、まだまだ伸び代はあると信じて、頑張ろうと思います。
娘のZ会ワーク。
「あめ→このあめではない」と、絵入り注釈入りなのが面白い(笑)
お読みくださり、ありがとうございます。
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