へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

心の炎は消えてしまったか。

趣味に関する駄文です。


山道をドライブするのが好きで、娘を妊娠する前は、よく休日にふらっと一人で出掛けていました。

地図を眺めて、「あ、この山の中にこんな道があるんだ。ここにつながってるんだ。」とワクワク。
でも、娘を身籠ってからは、無駄に事故の確率を上げるのもなーと思い、自粛。

地方都市に住んでいるので、車で30分も行けば気になる山道はわんさかあります。「いつか行きたい…」とずっと思っていました。

少し前の休日、気持ちよく晴れた日。
一人時間ができ、ふと「久しぶりに山道行こうかな…」と思い立ち出発。目指すはA峠。峠を抜けて湖を見て、帰りは山を迂回する平坦な田舎道で帰ってこよう…と計画しました。

市街地を抜け、田舎道を走り、どんどん山が近くなる。そろそろ山道への曲がり角…というところに立っていた道路標示。

「A峠林道」

え…林道なのか。そんなに険しい道なの?行けるかなぁ…。

不安に思いつつ、とりあえず曲がります。
舗装はされているけど、確かに狭い。
離合できるように退避所はあるけど、もし対向車が来たら、この道をバックするの?いやー厳しいなー。

行くか、戻るか、迷いつつ進みます。戻るにしても、Uターンできるようなスペースはないのだけど。

しばらく行くと、少し開けた場所に出ました。

ここならUターンできる。
とりあえず一旦止まろう。

そこで目に入ってきたのは、「通行止め 峠から先通り抜けできません」の看板。
まさに「引き返すなら今だぜ」とでも言っているような…。

峠から先通り抜けできないってことは、帰りもこのくねくね道を帰ってくるってことだよね。

…。
帰ろ。

そうして私は引き返したのでした。

久しぶりの峠攻め、断念。

帰り道を運転しながら、じわじわと悔しさが込み上げてきました。

昔はいろんな道を行けたのに。
怖くて引き返すなんて初めてだわ。

私の心の炎は消えてしまったのか。(何の炎だかは不明)


久しぶりの山道だし。
昔乗っていた車より、今のは大きいし。
無茶は良くないし。

でも、私も若い頃からは、良くも悪くも変わったんだなぁ。昔のノリではいけないのだな。年とったな。

少し切ない、とある休日の午後でした。

うーんでも、やっぱり山道ドライブはやめたくない。

山を眺めていると、「あの山の中には、どんな道があるんだろう。山の向こうには、どんな景色があるんだろう。」と心が踊ります。

安全に走れる無理のない道を、開拓していきたいです…。




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