風邪をこじらせて考えた。 - へたれお母さんの雑記帳

娘からもらったであろう風邪をこじらせて、ここ2週間ほど具合の悪い日が続きました。
37度くらいの微熱と咳、倦怠感がズルズルと。

水曜日の外勤が早く終わったので、開業医を受診して抗生剤と鎮咳薬をもらいました。

その日の夕方、なんかおかしい…と熱を測ると39度。
ひぇ～と思いながらも、夫はいないし、娘の世話はやらなくてはいけません。

作っておいた煮込みうどんを食べさせ、傍らでぽーっとしている私。
食後は「天才テレビくん」→「沼にハマってきいてみた」を見る娘の横でぽーっとただ座っている。
テレビが終わり、「お風呂入ろうか…。」と聞くと、折り紙をしたいとのことで、反論する気力もなく「そう…」と言われるがまま折り紙。ほどなく折り紙は終了し、お風呂へ。
20時半に娘と一緒に就寝。

とは言っても、熱と咳で体が辛くてろくに寝られず。翌朝も解熱せず、どうにも動くのが辛い。

それでも娘の朝ご飯を準備せねば～と、おにぎりを準備。
あとは、娘にぐずられてはたまらない…何か機嫌をとるものを…と思い、クリーム玄米ブランをプラス。(←せこい)
この日の朝食は、おにぎり、クリーム玄米ブラン、豆乳、バナナという謎のメニューとなりました。

仕事は、悩みましたが本当に辛かったので、お休みさせていただきました。

朝に、今週から単身赴任している夫から「そっちはどう？」とメールが来ました。
「39度の熱が出た。パパがいなくなって寂しくて弱ったのかも🐱」と冗談めかして返事をしたら、返信なしでした。おーい。

娘を幼稚園に送った後は、家で一眠り。午後にはだいぶ楽になりました。

今日は無事に出勤。

出勤すると、スタッフさんに「先生！お風呂の温度と同じくらいの熱が出たらしいじゃないですか！」と心配され(39度…確かにぬるめのお風呂ですね)、みんなに「帰れ帰れ！」と言われたので(本当はもっと優しい言葉で)、外来が空いていたこともあり、外来終了後は早めに帰宅させていただきました。皆さんの優しさに感謝ですm(__)m

今回、風邪をこじらせて感じたこと…。

①普段イライラ、怒ってしまうのは、エネルギーが有り余っているから。

今回、熱で気力体力を奪われ余力がなかったからか、細かいことが気にならず、娘の行動に感情が揺れることがありませんでした。怒る気力がない…裏を返せば、普段はそれだけエネルギーが有り余っているってことなのかなぁ。そのエネルギー、もっと良い方向に使えたらいいのに。

②「風邪はウイルス感染症だから抗生剤はいらない」と言うけれど…。
耐性菌を防ぐ観点からも、「風邪のほとんどはウイルスが原因だから、抗生剤はいらない。」とは言われています。抗生剤は細菌に効く薬です。ウイルスには効きません。
とは言っても、開業医では風邪で受診しても抗生剤を出されることが多い印象です。たぶん「何もしない」と納得しない患者さんもいるから。

確かに、2、3日で治る風邪なら抗生剤は不要だと思います。耐性菌を作ってしまうのは怖いし。
ただ、ウイルス感染によって上気道の粘膜上皮が破綻し、二次的に細菌感染を生じることもあります。
入院している患者さんを見ても、確かに「発端はウイルス感染症だけど、二次的に細菌性肺炎を発症」なんていう人は多いです。

たぶん、今回の私はそうだったのだと思います。すごく汚い痰が出てたし。開業医で何も検査していないので分かりませんが。

忙しくてタイミングが難しかったこともあるけど、風邪だから～となかなか受診せず、結果的には長引かせ、やっと受診して抗生剤を飲んだらさっさと回復しました(たまたま回復のタイミングだったという可能性もありますが)。
痰もすぐに緑黄色→白色になり、「うぉ～こんなに効くのか！」と、自分の体で治療の効果を実感して感動しました(笑)

受診のタイミングって難しいです。
基本的に風邪は休養をとって、自身の免疫力で治すのが一番だと思います。娘が風邪をひいたときも、夫にはよく「病院連れていけば」と言われるけど、「いや、でも風邪で病院行ってもやることないし…」と思い連れていきません。病院行くだけでも疲れますし。

風邪は風邪のままで治せるように、普段の体調を整えて免疫力を万全の状態にしておきたいものです。
そして長引くようなら、さっさと病院に行く。

寝過ぎると寝付きが悪く中途覚醒するからと、敢えて睡眠時間を短めにしたり、勉強、読書、ランニング…やりたいことのために睡眠を削ったりと、睡眠休養を疎かにしていたかもしれません。
自分が思っている以上に、体を労ってあげた方がよさそうです。年齢的にも…。

免疫力って奥深い…と、こんな本もポチリ。