「この子が何者なのかを見届けたい。」
今読み進めている、こちらの本に書いてあった言葉です。
- 作者: 田中茂樹,岡田千晶
- 出版社/メーカー: 大隅書店
- 発売日: 2011/09/10
- メディア: 単行本
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良い言葉だなと思いました。
子供にはいろいろと期待してしまい、ああしてほしい、こうなってほしい、こうするべき、など、つい
親の思惑通りに子供を導こうとしてしまいます。
でも、子供は生まれた時点で、既に「何者か」であり、親の意図の遠く及ばないところで、自分で歩を進めています。
伝い歩きまではいったけど、なかなか歩こうとしなかった娘。
片手でテーブルを掴んだまま、まさにテーブルから手を離して歩きだそうと姿勢はとっているけれど、その手を離せずじっと進行方向を見つめている、そんな時期が続きました。
周りがいろいろアプローチしても、頑として動かず。
ある日、無事に手を離して歩き出しました。
その時がきっと、娘の中で「よし!いける!」と思った時だったのだと思います。
周りに平仮名を読める子が増えてきても、当初はあまり興味を示さなかった娘。
こちらのアプローチにもつれない反応。
しばらく放っておいたら、ある時から興味を示し、ぐんぐん吸収していきました。その時が、娘にとって「よし、やるか。」と思った時だったのでしょう。
子供は子供のペースで、その子の道筋で成長していく。何を、いつ、どうするかは、子供が決めること。
「何者か」として成長していく子供を、信じて見ていられたら、子育てはとてもワクワクするものなのだろうなと思います。
実際はつい口を出してしまったり、私はなかなか難しそうですが…(^-^;
子育ての距離感って、難しい。
時には手を携えて共に進むサポーター。
ある時は気づかれないようにそっと力を貸す黒子。
またはひたすら見守る温かい傍観者。
親の姿は七変化です。
「見届ける」くらいの少し力の抜けた心持ち、たまに猛進しがちな私にとって、心に留めておきたい言葉です。
娘は結局、2日間幼稚園を休みました。
昨日の夕飯は、家にある野菜と卵で簡単雑炊。
味付けは「松茸のお吸い物のもと」だけ。便利です。娘もよく食べてくれました。
今日は登園できるといいのですが。
(元気そうだったので「明日は幼稚園行けそうだね。」と言ったら、「まだね、風邪なの。」と、冷えピタやら保冷剤やら出して来ていました…えぇぇ~)
お読みくださり、ありがとうございます。
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