最近、「あ、長女が進化した!」と思うことがあった。
それは反抗のしかた。
春休み中、学校から貸与されているタブレットは各自で持ち帰りになる。
担任の先生が、「タブレットで音読や九九の暗唱など、取り組みを動画にとってクラスのボックスに投稿しよう。」という課題を出したそうで、俄然やる気になった長女。
春休みが始まってから毎日、本当に毎日、欠かさず「朝日小学生新聞の音読」「九九暗唱」「ピアノの練習」を動画に撮って投稿している。
次女に邪魔されても、家族の変な声や姿が映りこんでも、めげずに撮り直し、毎日毎日投稿し続けている。
長女は飽きっぽいところもあるけれど、ハマったものに関してはむしろかなりしぶとくなる。
課題のおかげで音読やピアノの練習を毎日継続できるのは非常にありがたいのだけど、必然的にスクリーンタイムが増えてしまう。
投稿作業のまま、だらだらとタブレットをいじっていることもしばしば。
長女いわく、「投稿」を押して「完了」となるまでに時間がかかるらしいのだけど。
先日、お風呂上りにダラダラと投稿作業を続けていて、就寝時間になってしまった。
見かねて「いいかげんにしなさい!もうそんな宿題やらなくていい!」と声を荒げた私。
すると長女、「分かりました~もうやりません~!」と怒って言い返してきた。
その反抗の仕方に、怒りが増すどころかむしろ「あ、怒り方が進化している!」と少々驚いた私。
今までこんなに声を荒げて反抗してきたことはなかった。
長女は進化した。(ポケモン?)
もうすぐ9歳。
あんまりキツキツ締め付けすぎないで、軸?大枠?は保ちながらも、失敗を過度に恐れず、長女という一人の人間を尊重して、ある程度自由にさせるようにしないとかな…と漠然と思った。
向き合い方、距離の取り方、試行錯誤だ。
ちなみに、長女は翌朝もまだ怒っていて、ろくに口をきいてこなかった。
これまた初めての事態。
確かに、頑張っていることを無下に否定するのは良くなかったなと思い、
「長女ちゃんが毎日休まず続けているのは本当にすごいと思うよ。頑張っていることをただ否定したのはママが悪かったね。」と謝った。
そのうえで、「でも、タブレットをダラダラいじるのはやっぱりよくないと思う。」と伝えた。
すると長女、「一日のうちどのタイミングで動画を撮ったらいいかな。」と相談してきた。(次女に邪魔されたりすると作業が長引くので)
おお、なんだか建設的な話し合いができている…と、これまた進化を感じた私でした。
ついでに次女(2歳8ヶ月)。
ある日の夕方、「ね~ママー」と話しかけられた時、ひどく疲れていたので少しきつめの声で「なーにー?」と答えてしまった。
すると次女、「ママ、怒ってるの?「なーにー?(怒)」じゃなくて「なーにー?(優)」でしょ!」と言われてしまった。
はい…すみません…。
そういう機微を感じ取るようになったのね。
こちらも日々進化中。
日々進化する子供に対して、私はどうだろう。
自分で「進化したなあ」と感じるのは、図太さくらいかもしれない。
もっとなんか違う感じで進化したい…。