権利意識が怒りを増幅する。
最近よく、私の頭の中をよぎる言葉です。
きっかけは仕事にて。
私の科はマイナー科で、院内ではできてまだ数年です。そんなこともあってか、軽く扱われることも多く、院内紹介の予約手順や予約枠は決まっているのに、それを無視してどんどん紹介状だけよこされたり、診察に行っても「何者だ」というふうに対応されたり…。(勿論、予約手順の説明など周知を図っているのにです。)
みんな忙しいし、仕方ないよね~とも思いつつ、そういうことが続くと、けっこうイラッとします。
そんな時にふと頭に浮かんだのが、「権利意識が怒りを増幅する。」というフレーズ。
あ、これってつまりは、私が「自分はこう扱われるべき。」という考えが強いから、こんなにイライラするのか…と思い、そう思うと自分が少し恥ずかしくなりました。
分かりやすく言えば、「自分はもっと丁重に扱われるべきだ。」と思っているから、こんなにイライラするのかなと。
イライラするのも疲れるし、仏の顔で「はいはい」とスルーして、投げ込まれた紹介状にほいほい対応する方が、賢いのかしらと思ったり。でも、そのままだと外来は膨れ上がる一方だし…と、日々気持ちの納め方に迷っています。
またまた先日、美容室に行った時のこと。
10時に予約していったのに、店内は混んでいて、結局席に通されたのは10時40分でした。
予約していったのにと少しイライラしつつ、でも人間だもの、不測の事態もあるだろうとも思いつつ。
前にも同じようなこと、あったよなと思い出して、あーまたイライラ。
ここで、「私は予約した客なのに!」「もうここには来るのはやめよう!」と、客意識を全開にしてイライラを募らせるか、それとも「まー仕方あるまい」と自ら怒りの矛を納めて、割りきって慣れたこのお店でのサービスを受け続けるか、どちらが賢いか…。
それをずっと考えながら、髪を切られていました。(美容師さんへの態度は、もちろん平静を装いました。)
以上、「私はこう扱われるべき。」という意識が強すぎると、無駄にイライラしちゃうんだなーと思ったお話でした(笑)
年明けから外来が多忙を極めた反動か、昨日はサザエさん症候群が酷かったです。また今日も、あの積み上がる外来のプレッシャーとの戦いなのかと思うと、気が重い…ぐふぅ…。何か楽しみを見つけねば。
お読みくださり、ありがとうございます。
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