へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

いいかげんやめてほしい。

身内感情丸出しの、暗い記事となっております…。


朝のニュースで、千葉県の台風被害について報じていました。停電となった介護施設で、熱中症により入所者が亡くなったと。
そこでの流れは、「東電の電気復旧に対する甘い見通しにより、施設の対策が影響を受け、そのせいで死者が出た。」というもの。

ああ、また東電が悪者扱いです。

私の夫は、東電ではないけれど、同じ業界に勤めています。仕事の苦労を近くで見ている身として、東日本大震災以降の、世の中の電力会社に対する厳しい視線には心が痛むし、憤りを感じています。


東電の見通しは、確かに甘かった。
でも、あくまで「見通し」です。それを鵜呑みにしたことがまず、考えが甘かったのではと思ってしまいます。「あくまで見通し。実際にどうなるかは分からない。」そこまで考えなかったのでしょうか。ましてや、人の命を預かる施設です。どう転んでも良いように、慎重に判断するべきです。

何かあった時、その怒りの矛先や責任を、誰かに求めたくなる気持ちは分かります。

でも、子供じゃないんだから。
いい大人が「~がこう言ったから、こうした。」という言い訳をしていて、恥ずかしくないのでしょうか。仕事を担う覚悟はあるのでしょうか。
自分で考え、根拠を持って判断する。
誰かの意見を元に判断したのなら、その意見はもう自分のものとして飲み込み、判断の責任は自分にある。


東日本大震災の後、新聞の投書欄に「東京電力社員とその家族は、被災地で暮らしてみて、それがいかに大変なことかを体験してみるがよい。」といった被災者からの怒りの投書が掲載されていました。

原発に関する東電上層部の判断の是非は別として、なぜ一社員に怒りを向けるのでしょう。
社員一人一人は、ただ真面目に働いている人達です。彼らに怒りを向けるのは、お門違いも甚だしい。怒りに任せて、判断を誤っている。恥を知れと、当時の私は腹を立てました。(そして、東電批判一辺倒の朝日新聞に嫌気がさして、購読をやめました笑)

現場の人達はこんなに必死に働いているのに、なぜそこまで怒りを向けるのか。あれだけ頼っておいて、手の平を返したように…。と、震災後の私は一人沸々と怒っていました。


今回の停電だって、現場の人達は必死に昼夜問わず復旧作業を続けています。

むやみに批判するのはやめてほしい。
何でもかんでも、感情のやり場を、問題の所在を、外に求めすぎ。
そしてそれを煽るような報道の在り方にも、嫌気がさします。


まとまりのない記事になってしまいました。
朝のニュースを見て「そんな事言われてもね…。」とぼやいている夫を見て、やるせない気持ちになった私でした。



お読みくださり、ありがとうございます。
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