へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

娘の性格に思うこと。

なんとなく形が掴めてきた娘の性格。

「プライドが高いな~」というのは、かなり前から感じていたことです。


先日、公園でお友達と遊んでいた時のこと。

相手のお友達はかけっこが速く、娘がおいていかれました。

私が、「かけっこ速いね~!」とその子に言うと、娘が、

「◯ちゃんの方が速いの!◯ちゃんが一番なの!」とご立腹。


実は少し前に、幼稚園の先生からのお便りの中に、
「◯ちゃんは最近、◯ちゃんが一番なの!、と言うことが時々あり、みんな上手だね、みんな頑張っているね、とお話しするようにしています。」ということが書かれていて、「およよよ…。」と少し焦ったことがありました。

あー、こういう感じなのねと合点。


私としては、プライドが高いのはむしろ良いこと、一番を目指すのも、私ならできる!と思うことも、良いことだと思います。大切な原動力ですから。(前のプリキュアも、「何でもできる!何でもなれる!」って言っていたし。)

でもやはり、他者の事も認める、「わぁ、すごい!」と素直に認められる心は大切。

「わぁ、すごい!」→「私も頑張ろう!」と転換できたら、とても気持ちが良いと思います。


今回も娘に、「一番を目指したり、私はできる!って思うことは良いことだと思うよ。でもね、お友達もみんな頑張っているんだよ。お友達の事も、すごいね!って認められるようになりたいね。」と話しました。
娘は理解したかどうか、黙っていましたけど…。



親としては、子供が周りとうまく関われるように、仲間外れやいじめにあわないように、あれこれ先んじて教え込みたくなります。

でも、親が全てを子供に教えることは不可能です。

あとは、子供自身が周囲と関わる中で、トライ&エラーを繰り返し、学習していくしかないのだと思います。


私自身、「これではいけない。」と感じた苦い体験は、覚えている限り三つ。

①おそらく小学校低学年の頃。その頃の私は何かあると「もう嫌だ~!」とすぐに投げ出す子でした。近所の男の子と遊んでいた時、「もう嫌だ~!」と私が言うと、その男の子は「じゃあもういいよ。」と、立ち去ってしまいました。そこでハッとした私。「あ、これはダメなんだ。」と気付いた、断片的な記憶です。

②小学校2年生の時。その頃の私は、幼稚園から一緒だった勝ち気な女の子のグループにひっそりと入っていました。ある日の下校中、その女の子が、一年生の女の子を泣かせてしまったようです(私は集団の最後尾にいたので、よく見えなかったのですが)。そのまま立ち去って歩いていると、もの凄い勢いでランドセルを蹴られました。振り返ると、泣かされた女の子の兄とおぼしき男の子が、怖い顔で私を睨んでいます。私は直接手を下していないけど、妹を泣かせた「グループ」への仕返しとして、一番後ろにいた私を攻撃したのでしょう。とてもショックだったと同時に、「このままではいけない。」と思い、それ以後そのグループから思いきって離れました。


③大学生の頃。当時付き合っていた先輩にふられました。理由は研究で忙しくなったとか、そんなの。ついでに、「あまり喋らないよね。(話が弾まない)」と言われました。確かに、当時 の私は今以上に口下手で、相手の様子を伺って、話題を気にしすぎて話せず…という感じでした。
これではいけないんだ、と思い、ふられた自暴自棄も重なり、「とりあえず何か喋ればいいんでしょ!」の勢いで、気にせず話すようになりました。徐々に、人と話すのがそれほど苦痛でなくなるのを実感。バイト先のラーメン屋の女将さんにも、「良い意味で変わったね!」と言われました。


こんな感じで、自分でトライ&エラー(というか、ただのエラー学習?)を繰り返して来た人生。


「なんで教えてくれなかったの、お母さん!」と思うことも少しはあったけど、それ以上に、「エラーに気付いて自己修正できる人間に育ててくれて、ありがとう。」という気持ちです。

親が全てを教えるなんて、到底無理。

出来る限りの事を教えて、後はハラハラしながら子供の帰りを待つ。


そんな感じなのかなーと、ぼんやり考えました。



お読みくださり、ありがとうございます。

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