へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

演出家・娘

娘は昔から、ふわふわのぬいぐるみが大好きです。

出掛ける時は、だいたい誰かを連れて行きます。

そして、手持ちぶさたの時だか、不安な時だか、よく分からないけど、よく鼻先と唇の先端にぬいぐるみを当てて、ふわふわを感じています。(ぎゅっと押し付けるのではなく、びみょ~な力加減で触れるのが大切なようです笑)

なので私達夫婦は、娘を時々「ふわ子さん」と呼んでいます…。


で、その帯同させたぬいぐるみ達と共に、彼女はあらゆる所で「舞台」を作り出します。


例えば、先日の公園。

その日のお供は彼ら。

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きつねさんと、うさぎさん。
なかなか上質なふわふわさん達です。


彼らをリュックサックに入れて、ゆっくり30分歩いて公園へ。


公園に着き、遊具の広場へ。
まずはうさぎさんを取り出し、私に持たせます。

はい、スタート。

はしごや滑り台が組み合わさった遊具の前にて。

娘「"わ~滑り台だ!◯ちゃん(娘のこと)、滑り台できるの~!?" …て、言う。」

私(うさぎ風の声色で)「わ~◯□△!?(娘が言った台詞そのまま)」

娘「うん、できるよ。"わ~すごいね~。怖くないの~?"…て、言う。」

私「わ~◯□△!◯□△?」

娘「うん、◯ちゃんもう3歳だから、怖くないよ。"◯□△"…て、言う。」

私「◯□△~!」

という感じで、娘が台詞を考え、「~て、言う。」と私に指示し、私が声色を変えてそれを演じます。

これを娘は滑り台やら、はしごやら、ブランコやら、遊具で休みなく遊びながら、どんどん台詞を繰り出してきます。

私が飽きたり面倒になって、素の声で適当に演じようものなら、

「ちゃんと◯◯の声で言う。」

と、厳しい指導が入ります(笑)

公園のようなオープンで、人目があまり気にならない所ならまだ良いのですが、昨日はちょっと困りました…汗

予防接種を受けに行った病院にて。
院内はあまり広くなく、待合室は程よく混み合っていました。

そこで、紐で引っ張るアヒルのおもちゃを取り出した娘。

はい、スタート。

娘「"わ~引っ張られる~!"て、言う。」


その時、私は院内の掲示を眺めていました。

…どうしよう、小児科の待合室とはいえ、人目もあるし、ちょっと恥ずかしい。

テレビも付いてて、わりと賑やかな待合室。

…聞こえないふりをかまそう!(ひどい)
そのまま掲示を眺める私。

娘「"わ~引っ張られる~!"て、言う。」

私「…。」

娘「"わ~引っ張られる~!"て、言う。」

なかなか諦めない娘。


私「……。◯ちゃん、そろそろ呼ばれるから片付けようか。」


そう言って逃げ切った私でした。

端から見れば、子供とぬいぐるみで遊んでいたって、特段おかしな光景ではないのですが…。


こんな舞台を、外でも家でも作り出す娘。

これも、おままごとなのかな。

おままごとって、よくよく考えてみれば、けっこう頭を使う遊びです。

遊具を前にして、ストーリーを考え、台詞を考え、同時に自分は遊ぶ。

頭も体もフル回転!

子供って、やはり全力で生きている。

だらだらネットサーフィンをして、無駄に脳を疲れさせてしまう私なんかより、よっぽど良い頭の使い方しているな~と、自分の退化を微かに感じた母なのでした(笑)



お読みくださり、ありがとうございます。

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