帰りの車中、ラジオで「You raise me up」が流れました。
疲れた心にしみわたる…思わず心がじわっと…。
産後から、なんだか涙腺が緩くなってます(笑)
この歌を聴いて、ふと思い出した話。
私の医局の教授はクリスチャンです。
学生実習の最終日、いつも教授セレクトの歌と共に、学生への熱いメッセージを語る教授。
先日はこの「You raise me up」でした。
この歌、日本では結婚式で使われる事も多く、歌詞の「あなた」はもちろん恋人と解釈されることがほとんど。
でも教授いわく、クリスチャンの間では、この「あなた」は「神」と解釈されることも多いそうです。
確かに、「嵐の海も歩いていける」の部分は、かの有名な「イエスの水上歩行」を想像させます。
その他にも、聖書の一節に通じる歌詞がいくつかあるそうな。
そして、
「I am strong when I am on your shoulders」
の部分。
これに関して、教授がある詩を紹介しました。
「あしあと(Footprints)」
これも、クリスチャンの間では有名な詩だそうです。
とても素敵な詩なのですが、長いので要約すると…
ある人が自分の歩んできた人生を振り返ったとき、2対の足跡が並んでいた。
1つは自分、もう1つは神のもの。
でも所々、足跡が1対しかないところがある。
なぜか。考えてみると、それは自分が人生の苦しみにあったタイミングと重なっている。
その人は神に「あなたはなぜ、私が苦しい時にそばにいてくれなかったのか。」と問うた。
すると神は「私はあなたを愛している。それはあなたが苦しみの中にあった時、あなたを背負って歩いていた私の足跡だ。」と答えた。
そんな内容です。
素敵な詩だと思います。
(でも阿呆な私は、これを聞きながら「え…💦違うよ~それ、まさか逃げてなんていないよ💦僕が君を背負って歩いていた足跡だよ~ははは(焦)」
な~んてくだらないコントを妄想していました。罰当たり…。)
そして教授は最後に、「苦しい時はきっと誰かがそばにいます。どんな苦しいことも、神様からの試練だと思って楽しめるようになれば一人前です。」
と、これから社会の荒波に乗り出す学生達へ語っていました。
それを後ろで聞いていて、「教授~いいこと言うねぇ!」と独りじわっと感動していた私(笑)
「試練を楽しめるようになれば一人前」
かっこいい。
折に触れて思い出し、自分を鼓舞しています。
そして、こういった宗教的な考え方。
上手く言えないのですが、人生の見方により深みが出そうで、「信仰」といかないまでも、宗教的な考え方に触れるのもいいものだな~と思いました。
(怪しい宗教は論外ですが)
お読みいただき、ありがとうございます。