へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

宗教的な考え方に触れる。~「You raise me up」と教授の話~

帰りの車中、ラジオで「You raise me up」が流れました。
疲れた心にしみわたる…思わず心がじわっと…。
産後から、なんだか涙腺が緩くなってます(笑)


この歌を聴いて、ふと思い出した話。


私の医局の教授はクリスチャンです。

学生実習の最終日、いつも教授セレクトの歌と共に、学生への熱いメッセージを語る教授。

先日はこの「You raise me up」でした。

この歌、日本では結婚式で使われる事も多く、歌詞の「あなた」はもちろん恋人と解釈されることがほとんど。

でも教授いわく、クリスチャンの間では、この「あなた」は「神」と解釈されることも多いそうです。

確かに、「嵐の海も歩いていける」の部分は、かの有名な「イエスの水上歩行」を想像させます。

その他にも、聖書の一節に通じる歌詞がいくつかあるそうな。

そして、
「I am strong when I am on your shoulders」
の部分。

これに関して、教授がある詩を紹介しました。

「あしあと(Footprints)」

これも、クリスチャンの間では有名な詩だそうです。

とても素敵な詩なのですが、長いので要約すると…

ある人が自分の歩んできた人生を振り返ったとき、2対の足跡が並んでいた。

1つは自分、もう1つは神のもの。

でも所々、足跡が1対しかないところがある。

なぜか。考えてみると、それは自分が人生の苦しみにあったタイミングと重なっている。

その人は神に「あなたはなぜ、私が苦しい時にそばにいてくれなかったのか。」と問うた。

すると神は「私はあなたを愛している。それはあなたが苦しみの中にあった時、あなたを背負って歩いていた私の足跡だ。」と答えた。


そんな内容です。


素敵な詩だと思います。
(でも阿呆な私は、これを聞きながら「え…💦違うよ~それ、まさか逃げてなんていないよ💦僕が君を背負って歩いていた足跡だよ~ははは(焦)」
な~んてくだらないコントを妄想していました。罰当たり…。)


そして教授は最後に、「苦しい時はきっと誰かがそばにいます。どんな苦しいことも、神様からの試練だと思って楽しめるようになれば一人前です。」

と、これから社会の荒波に乗り出す学生達へ語っていました。

それを後ろで聞いていて、「教授~いいこと言うねぇ!」と独りじわっと感動していた私(笑)

「試練を楽しめるようになれば一人前」

かっこいい。

折に触れて思い出し、自分を鼓舞しています。


そして、こういった宗教的な考え方。

上手く言えないのですが、人生の見方により深みが出そうで、「信仰」といかないまでも、宗教的な考え方に触れるのもいいものだな~と思いました。
(怪しい宗教は論外ですが)




お読みいただき、ありがとうございます。

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