慌ただしい毎日。
仕事から娘を迎えに行って帰宅すると、荷物を置いて、園の洗い物を出して、夕飯を温めて~と、どんどん進めなければいけません。
視線はいつも目の前の「やること」に向きがち。
ある時ふと、私は娘の方を「ご飯を食べさせる」「お風呂にいれる」「何かをしてはダメ、またはしなさいと声をかける」など、何かをやらせたい時や、何かを言いたい時、つまり何かしらの用事がある時しか見てないんじゃないか、と思いました。
しかも娘の方を見ると言っても、娘の顔(表情)じゃなくて、言われたことをやるかどうか、行動の方ばかり見ていないか、と。
(もちろん話すときは目を見ていますが)
赤ちゃんの頃は、抱っこしながらずっと顔を愛でていたりしたのに。
だんだん、何気なく顔を見る、表情の変化を見つめるってことをしなくなっていたなぁと。
大人なら別にそれでもいいのでしょうが、子供はどんどん成長していきます。
私は急速に成長している娘の「顔」を、たくさん見逃していたかもしれません。
そう考えると、なんだかとても寂しくなってきました。
ああ、娘ってこんな顔だったのか~。
それからは、意識して、何もない時でも娘の顔を見つめるようにしています。(あんまりまじまじ見すぎると、気味悪い母さんかもですが…)
怒りそうになる前にも、まず娘の顔を見て、娘の気持ちを考えるようにしています。
忙しく家事をしている合間でも、娘の顔を見ると、荒れがちな心も落ち着いてきます。
自分に余裕がないと、つい忘れがちになってしまいますが…。
かお、かお、顔!です。
お読みいただき、ありがとうございます。