少し前に、昔話の絵本を何冊か買いまして、先日娘と「かちかち山」を読んだのですが。
- 作者:おざわ としお
- 発売日: 1988/04/20
- メディア: ハードカバー
私が忘れていたのか、それとも子供の頃に読んだものが脚色されたものだったのか、けっこう残酷な内容に焦りました。
かちかち山…悪いタヌキをこらしめるために、タヌキが背負った木にウサギが火を付けて~のくだりをまず思い浮かべますが、そこに至る経緯が酷かった…。
ある日、性悪タヌキを捕まえたおじいさん。
おばあさんに「粟餅とタヌキ汁作っておいて。」と頼んでお出かけ。
一人で粟餅をつくおばあさん。
性悪タヌキ「もう悪いことしないから、縄をほどいて。手伝うよ。」と言うので、おばあさんは縄をほどいてしまう。
タヌキは隙を見ておばあさんを撲殺し、おばあさんの肉で汁を作った。
何も知らずに帰宅したおじいさん、おばあさんに化けたタヌキの前で、汁を完食。
タヌキが正体を現し、「ばあ汁食った。流しの下の骨を見ろ。」と言い捨てて去っていく。
……(|| ゜Д゜)
ここ、こんなに怖いお話だったっけ…?と、娘に読んでいて焦りました。
娘は、何も言わずに聞いていました。
こんなに怖いお話作ったの誰よ…。
(物によっては、ここら辺はおばあさんが倒れているだけだったり、脚色されているっぽい。)
その他、「きんたろう」なんかも読みました。
- 作者:さねとう あきら
- 発売日: 1996/09/01
- メディア: 単行本
金太郎って、山姥の息子だったのですね。
そして、侍になって「坂田金時」になっていたとは。
金太郎って言ったら、まさかり担いで「金」の文字の入った赤い服を着て闊歩しているイメージしかありませんでした(笑)
坂田金時と言ったら、酒呑童子。
そういうふうに繋がっていたのね。
でも私が真っ先に思い浮かべたのは、他でもない坂田銀時。(漫画「銀魂」大好き)
昔話、子供と一緒に読み返してみると、けっこう面白いです。(かちかち山は怖かった)
時には残酷とも言える話が作られて、こうして何百年と昔から語り継がれてきた意図ってなんなのだろう…と考えたりもします。
お読みくださり、ありがとうございます。
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