先日、職場の病院で、「素敵だな」と思う親子を見かけました。
待合室にいた、お母さんと小学生くらいの息子さん。
お母さんは文庫本を読んでおり、隣で息子さんも本を読んでいます。
お母さんはスマホ、男の子はゲーム機、ではなく。
なんだかクールな雰囲気を醸し出す親子の姿、素敵でした。
さてさて、世間は三連休。
夫が今日明日と仕事なので、私と娘の二人だけで帰省することにしました。
新幹線で約1時間。
新幹線での帰省は今までも何度かあり、少しは慣れてきたのですが、それでもやはり
「娘が愚図らずに、無事に乗り越えられるだろうか。」
と毎回不安です。
我が家はまだ1時間の距離ですが、もっと実家が遠方の方は、さぞかし大変だろうと思います。
天の邪鬼な私は、
「場をもたせるために、無駄にお菓子をボリボリ食べさせたくない…。」
「スマホで動画を見せて黙らせるなんてことしたくない…。」
と思ってしまいます。
家から持っていった娘の友は、ぬいぐるみ数個、プリキュアの塗り絵帳。これらを娘のリュックに入れて背負わせました。
そして、新幹線帰省の際は、いつも駅の売店や本屋さんで、新しい絵本やシールブックなど、「アナログなもの」を1、2個購入します。
「目新しい感」で場を持たせる作戦です(笑)
今回購入したのはこちら
点線に沿って折ると、キャラクターの形になるウルトラマン折り紙。
そして新幹線の塗り絵。
娘が欲しいと言ったのはウルトラマン折り紙だったのですが、鉄道好き家系を娘に継承したい私の思惑により(父、兄、私が鉄道好き)、塗り絵も購入(笑)
新幹線に乗り、いざ出発です。
さっそく二人でウルトラマン折り紙に挑戦しましたが、意外に難しい。
そのうち娘は諦め(笑)、ぬいぐるみを抱っこしながら、車窓の景色を眺め始めました。
隣で折り紙に苦戦する私。
やり出すと、けっこう楽しいです。
折り紙をしつつ、景色を見ながら娘と話をしつつ、1時間が過ぎました。
子供の頃から私は、車窓の景色を眺めることが好きでした。
高校時代、友達と乗った路線バスでも、つい街中の景色を眺めることに没頭してしまい、「あ、やばい話してなかった。」と焦った記憶があります。
遠くの山を眺めて、あの山の向こうにはどんな景色があるのだろうと想像したり、集落を見つけて、ああ防風林があるのねーと思ったり、あの家素敵だな~と思ったり。
本を読むのも好きですが、初めての場所に行く時なんかは、読書よりもずっと景色を眺めていたいです。どんな景色が広がっているのか、見逃したくない、そんな思いです。
読書に比べれば、生産性のない時間の使い方かもしれません。
でも、これはこれで素敵な時間の使い方じゃないかな~と、自画自賛しています(笑)
子供と眺めて話をすれば、「あれは◯◯山、あれは◯◯川」など、地理の勉強にもなります。
子供に動画を見せたりゲーム機を与えて、親はスマホに熱中している時間からは、何も生まれません。
娘が景色をずっと眺めている姿を見て、心の中で「よしよし、いいぞ~。」とガッツポーズ(笑)
あの待合室で見かけたクールな親子に近づけるよう、娘と一緒に「時間の使い方」を鍛えていきたいなと思いました。
実家に到着後は、72歳のじいじを伴って近所の公園へ。
日々の自転車通勤&週1回5㎞のランニングで維持している健脚を武器に、じいじは娘の後を追って遊具をぐんぐん昇り、駆け回る娘を追いかけていました…。
お読みくださり、ありがとうございます。