へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

詩っていいね。

ただいま、絶賛夫と喧嘩中です。(喧嘩後の冷戦状態みたいな)


最近、こちらを買いました。

ポケット詩集

ポケット詩集

  • 発売日: 1998/11/01
  • メディア: 文庫
1~3巻まであり、三冊まとめて購入。

なぜに私がポエム…かというと、以前紹介したこの本。

これに、「読解力の育成には詩も良い」と書かれていて、へ~と思い買ってみました。

娘に導入する前に、まず私が読んでみるかと思い、パラパラめくってみたのですが、これが意外に良くて。

文章よりも言葉が厳選されているからでしょうか、一言一言が、ストンストンと心に入ってきます。


で、夫と喧嘩してモヤモヤしている私。

ついさっき、娘を寝かせた横で、この詩集をパラパラ。

そこで目に飛び込んできた、この詩。



祝婚歌」 作: 吉野弘


二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派過ぎないほうがいい

立派過ぎることは

長持ちしないことだと

気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうち どちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には色目を使わず

ゆったりゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そしてなぜ 胸が熱くなるのか

黙っていてもふたりには

わかるのであってほしい



もう最初の二行でグサッときました。

今まさに、私達夫婦(どちらかというと私)に必要な言葉。


詩ってすごい。
心に寄り添う。というのでしょうか。

あまりにドンピシャで衝撃的だったので、思わず記事にしてしまいました(^-^;




お読みくださり、ありがとうございます。
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