前回の記事で、娘の赤ちゃん時代を回想したついでにふと思い出した話。
娘は、母乳とミルクの混合栄養でした。
母乳は十分出ていたのだけど、母から「預ける(仕事復帰する)つもりなら、哺乳瓶に慣らしておいた方がいいわよ。」と言われたので、初めから混合にしました。(母自身が母乳不足で私達兄妹3人を混合で育てたからか、変に偏った母乳信仰はなく、そこら辺は助かりました。)
最初は特に問題なく進んでいた混合栄養。ですが、途中で私がミルクを作るのが面倒になり、少しの間ミルクを使わなかった時期がありました。
確か生後6ヶ月の頃だったか、久しぶりに哺乳瓶でミルクをあげようとすると、乳首を口から押し出してしまい、飲まない。
乳首を違う形のものに買い換えてみても、やはりダメ。
あー、どうしよう~。
夫にも、その様子を見てもらいました。
夫は「なんでだろうね~。飲み物だと思ってないのかなぁ。」と。
むむ!!
飲み物だと思っていない=飲み物だと教えてあげれば良い。
そう思った私は、哺乳瓶を2本用意して、両方にミルクを入れました。
そして、まずは私が娘の目の前で片方の哺乳瓶をゴクゴク。それをじっと見ている娘。
「美味しいよ!」とニコッとした後、娘にもう片方を差し出すと、なんと~ゴクゴク飲みました。
冗談半分だったのに、まさか成功するとは(笑)
これにて、哺乳瓶拒否はあっさり解決。
夫の一言に助けられました。
「30女が哺乳瓶をくわえるの図」はなかなかシュールですが、こうやって策を講じて実行するのはけっこう楽しかったりして。
アイデア勝負、試行錯誤するのは、育児の楽しいところ。ヒットすることもあれば、空振りのこともあるけど。
実際は、大変8割、楽しい2割?な育児ですが、その2割はものすごい存在感を放っています。
人間の頭は都合良くできている。
そんな話でした。
1歳過ぎた頃の娘。逞しすぎる、その背中。
お読みくださり、ありがとうございます。