娘からのプレゼント。うさぎさん。
「好き?」と聞かれて、「yes!」と即答出来るほどではない。
嫌いって訳でもないけど。
たまに楽しいと思えることもあるけど。
でも、やっぱり「好き!」とは言いきれないな。
料理。
どうやら。
料理上手なお母さん、にはなれそうにない。
いつも見た目も素敵な美味しいご飯を作ってくれるお母さん、なんて到底無理。
仕事で忙しくても、ご飯作りだけは手を抜かない、そんなお母さんにもなれそうにない。
そんなに料理に対して頑張る気になれないや。
ある方のブログで、こちらの本を知りました。
即Amazonでポチッとして、届いたその日に読みました。一時間くらいで読めます。
毎日の料理に関して、私の頭の中を占めているのが主に「栄養」と「食育」です。
特にこの「食育」の方が厄介でして。
これに縛られると、毎日のご飯作りが倍苦痛になります。
一汁三菜…はとうの昔に諦めているものの、せめてご飯、お味噌汁、主菜、副菜の構成で作りたい。和食。旬の野菜。朝だって、パンよりお米を食べさせなきゃ。
食育を考えている、「ちゃんとした母親」になりたい。母親なのに、「料理好きじゃない」というのを、なんとなく認めたくない気持ちもあったのですが。
だがしかし、やはり無理なものは無理なんだな。
私が35歳になってもどうしてもワサビとカラシと梅干しが食べられないように(ちょっと違うか)、どうやっても出来ないものはできない。好きになれないものはなれない。
時間に余裕ない、心に余裕ない、そもそも料理そんなに好きじゃない。
そんな三拍子揃った私が、食育まで考えて毎日ちゃんとしたご飯を作るなんて無理だー。
私には、家族の命を支えるための「生きるための料理」を作ることで精一杯。そこまで。
でも、それでいいやと、この本を読んで思いました。
個人的に印象に残ったのは、コウケンテツさんが中国で見たおじさんの話。
そのおじさんのその時の食事は、「餃子」オンリー。
餃子…餡にはキャベツや新良などの野菜がたっぷり、肉も入ってる、皮は小麦粉だから炭水化物も摂れる。
餃子一つでパーフェクトフード。
(餃子県生まれで高校も餃子のお膝元(浜松ではない)だった私としては、尚更推したい。餃子isパーフェクト。)
そう、この感覚!と膝を打ちました。
餃子だけでなく、炒飯やリゾット、雑炊なんかも、それ一品で野菜とたんぱく質をしっかり摂れる立派なメニューなのに、なんとなく「手抜き」な気がして、食卓に出すのに後ろめたさがあったのですが。
この本を読んで、やっぱりパーフェクトだよ、胸を張ろう、自信をもって食卓に出そう…と思えました。ありがとうおじさん。(いや、おじさんも「ご飯これだけかよ」って思いながら食べてたのかもしれないけど)
あとは、あるフランス女性の名言。
「私のサンシャインが輝きを失う」ということで、ご飯作りは無理しない。
サンシャイン…いいね…私も言ってみたい。
私は料理がそんなに好きじゃない。
そう自分で自分に言い切ったら、少し気分が楽になるような気が。
「生きるための料理」でよし。
(食育は、たまに時間と心の余裕がある時に考えるということで。)
隣の青々と整ったきれいな芝生に指を加えるんじゃなくて、うちの芝生、ボッサボサだけど元気に生えてるよって言い放てるような潔さが欲しい。
しかし、こんなことを言っても、元来堅物石頭の私は、たぶんしばらくするとまた「やっぱり食育…あわわ…」となるんだろうなと思います。(35年付き合って、だんだん自分の傾向が分かってきた。)
その都度なんやかんやで「ま、いっか」と緩み、また戻り…のサイクルを繰り返して、少しずつ、いい塩梅に「テキトー母さん」になっていけたらいいなぁ…。
グラフ化するとこんな感じ。
冒頭のプレゼント、裏には娘からのメッセージ。(「こもちゃん」というのは、娘が最近好きなキャラクターです。)
じわ~っと幸せを感じます。
できるだけ笑顔で、上機嫌でいられるように、余計なことは考えまい。サンシャイン輝かしていこう。
お読みくださり、ありがとうございます。
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