へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

忙しさに取り乱さない、そんな人になりたいな。

師走です。

師走じゃなくても、何かと慌ただしい毎日です。

自分の未熟さを痛感するのは、忙しい時。

例えば仕事で。

出勤して、白衣に着替えて診察室に行き、机の上に他科紹介の依頼状がどさっと積まれていると、
「ああ、今日もたくさん…。」
と憂鬱になるとともに、気持ちが一気に焦ってきます。

限られた時間の中で、できるだけ上司に外来を残すことがないように、質を保ちつつも数をこなさなければ。

そう思うと、気持ちはせかせかしてきます。

病棟往診で院内を歩くのもせかせか、電子カルテをいじるのもカチャカチャカチャッッと鬼気迫る勢いで。

スタッフに話しかけられても、カルテをいじりながら対応したり、「面倒なことは勘弁してほしい。」と心の中で思ったりしています。

患者さんの前では、最低限そうならないように気を付けているつもりです。

その甲斐あってか、患者さんは外来でいろいろとお話ししてくださいます。

年輩の患者さんが多いので、私のような若輩者(と言っても30過ぎてますが)には、気軽に何でも言いやすいのでしょう。

話を切り上げるタイミングに悩みながらも、うんうんと聞いています。

患者さんの話を聞いていると、不思議とこちらのせかせかした気持ちも落ち着いてきたり、元気が出ることもあります。

会話の力ってすごいなぁと感じます。

患者さんに「この先生は忙しそうだ。話を聞いてくれなそう。話しづらい。」と一度でも思われたら、それ以降患者さんは話してくれなくなります。

以前読んだ、どなたかのブログに、
「忙しいと思われたら負けだと思っている。」
と書いてありました。

確かに。

「私は忙しい」ことを周りに示すことで、その瞬間は自分の時間を数秒でも多く勝ち取ることができるかもしれません。

でも長期的に見れば、その態度から周りの不評を買ったり、有効なコミュニケーションが減ってしまったりして、結果的に「負け」。

私も実際、スタッフに話しかけられるとき、よく

「先生、お忙しいところすみません。」

と言われます。


あー、私、完全に負けています。
周りに気を遣わせてしまっている。
お恥ずかしい。


少しばかり速く歩いて病棟に行っても、違いは数秒~1分程度の違い。誤差です、誤差。

1、2分作業を中断してゆっくり話を聞いて仕事の仕上がりが数分遅れることと、数分を惜しんで相手に悪い印象を与えてしまったり、大切な会話の機会を逃してしまうのと、どっちが損?

時間は大切だけど、時間のドケチにはなりたくないなぁ…。


家でもそう。

毎週水曜日は外勤日なので、朝の時間に少し余裕があります。
わりと娘のペースにあわせて準備をできます。

娘にはよく、

「ママ、今日は忙しくなさそうだね。」

と言われます。

子供もちゃんと、親の様子を見ているんだな。

もしかすると、私の様子を見て言いたいことを我慢していることも、あるかもしれない。

仕事人としても親としても、忙しさに取り乱す自分はカッコ悪いです。がっくり。


例え忙しくても、忙しさを前面に出さない。

あくまで動作はゆったり。
でも処理は速く。

そんな優雅な人になりたいなぁ。
と、診察室で一人考えていました。(仕事しなさい)



今日は夫が泊まり勤務で不在。

私はど~しても餃子を食べたくて(いちおう栃木県人なもので)、そして絶好の手抜きチャンスという事で、スーパーでお惣菜の餃子を購入。

娘にはうどんを茹でて、お惣菜の豆腐ハンバーグを添えて。


今日の私のお夕飯。どーん。

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食育的にはゼロ点。いや、マイナス。

でもでも、娘と二人で笑顔の食卓でしたから、OK…かな…?



お読みくださり、ありがとうございます。


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