へたれお母さんの雑記帳

2015年生まれ長女・2021年生まれ次女を育てる、へたれママ医師の日記。

子供の英語学習について考える。

こちらの本を読み進めています。

子どもの英語にどう向き合うか (NHK出版新書 562)

子どもの英語にどう向き合うか (NHK出版新書 562)

まだ読み始めたばかりですが、
昨今の早期英語教育について…

幼い子供にとっての英語は、「異質な存在」として触れることができれば十分。

子供時代は、コミュニケーション能力の根っこを母語で鍛えることが重要。
→英単語をいくつか覚えることなどと比較にならないほど、大切な学びである。


二言語相互依存説
母語第二言語は深層部分で言語能力が共有されている。母語での「言語力の土台」が第二言語の習得にも関係する。


「会話力」と「学習言語力」
年齢が早い時期に第二言語に触れれば、やはり「発音」と「聞き取り」は容易に習得できる。しかし、「言語を使いこなす」とは別の話。
日常的な会話ができるのと、抽象的内容を表現できる「学習言語力」は別物。


そんな内容です。

子供の英語学習について考えるとき、何を目的に英語を学ばせるかが重要だと思います。

将来的に外国で生活する予定があるのなら、耳を慣れさせるために、幼い時から英語を聞かせるのは必要かもしれません。(それでもやはり母語での土台は必要)


目的が明確でないまま、「小学校から英語の授業あるし…」と、やみくもに教材に手を出すことはしたくないなと思いました。


一方で、「他の人よりもできる」「自分はこれが得意だ」という優越感は、勉強の原動力にもなり得ます。(ウサギとカメのウサギでは駄目ですが)

それを考えると、一つの戦略としての先行学習は有効なのかもしれません。

悩ましい。

ですが、それもきっと、しっかりとした土台があってこその話。

どれだけ時間がかかったとしても、しっかり築いた基礎は崩れませんが、不安定な基礎の上に積み上げたものはいつか崩れます。

年齢にあった学びを、母語での学力の土台を、大切にしたいと思いました。



お読みいただき、ありがとうございます。
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