今日は、娘の4歳の誕生日でした。
やーもう4歳だなんて、早い。
生まれたばかりの頃は、一日一日が目一杯で濃すぎて、「4歳」なんて本当にやってくるのか?ずっと来ないんじゃないか?ってくらい遠い未来のことに感じられたのに、気づけばあっと言う間。
お祝いは、プリキュアのケーキに、モスチキン。
「4」の形の蝋燭を、好きな所に差していいよと手渡したら、こうきた…
あぁぁ~(笑)
たぶん、娘としては「ケーキの真ん中」に差す意図だったのでしょう。
何はともあれ、美味しくいただきました!
娘は2歳の時にちょっとした入院、手術をした以外は、特段大きな病気もせずに、ありがたく健康に育っています。
その2歳の時の病気は、結果的には「ちょっとした」ものだったけど、もう少し発見が遅れていたら命を落としていたかもしれないものでした。
39度台の熱がなかなか下がらず、今までなら具合が悪くてもジュースは飲んでいたのに、珍しく飲みたがらない娘。
開業医を受診して抗生剤をもらっていたけど、一週間経っても良くならない。
気づいたのは夫でした。
「あれ、なんか首が腫れてない?」
言われてみると、確かに首が腫れている。
ずっと側で見ていたのに、私は気づきませんでした。
いつもの開業医に連れていったけど、「リンパ節炎でしょう。」とのことで、採血もなく抗生剤のみ。
小児の場合、採血も子供への負担が大きいので、開業医では余程のことがない限りやらないのかもしれません。
でも、これじゃあ不安だ!と思った私は、別の小児科を受診。そこでは幸い採血検査をしてくれて、蓋を開けてみれば白血球2万のどひぇ~な数値でした。
そこから即総合病院を受診→CT検査で膿瘍(首の腫れの正体)が発覚。膿瘍は4cmの大きさで、気管や食道を圧排していました。すぐに大学病院へ搬送され、その日の夜に緊急手術。
喉頭に小さな先天的な奇形があり、そこから感染が広がったものでした。
手術後はすぐに解熱し、けろっと元気を取り戻した娘でした。
病棟のキッズルームで寛ぐ娘。
結果的には大事に至らず済んだものの、あと数日遅れていたら、敗血症になっていたかも…と思うとゾッとしました。
一番近くで見ていたのに、私は医者なのに、なぜ首の腫れに気づかなかったんだろう。身体所見は基本中の基本なのに、なにやってんだ私…と、自分の失態をひどく悔いました。
と同時に、母親として、子供の命を守るためには「少し攻めすぎかも…。」くらいの行動力があったほうが良いなと思いました。
今までお世話になっていた開業医から、他の所へかかるのに少し躊躇していたのですが、えーい!と思いきってよかったです。子供の命には代えられません。
まあ、「モンペ」(モンスターペアレント or モンスターペイシェント)という言葉もあるので、加減は必要ですが…。
娘にはいろいろな事を期待してしまいますが、突き詰めれば願いは「親より先に死なないで。」です。
なんとも親本意の願いだけど、最終的に浮かぶのはこれでした。
お読みくださり、ありがとうございます。